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56 名前:水先案名無い人 投稿日:2007/10/04(木) 16:30:55 ID:goTCMBc70
本気で書くけど 俺の親父は、滅茶苦茶厳格な奴で何かにつけて幼い頃から文句を言われた。 俺は、親父の注意なんてまともに聞かず何時も問題ばかり起こしては学校に呼び出しをくらう。 しかも、俺の家金が無いわけではなく、両親共に兄弟の多い家で育ったためお下がり癖が付いていてケチ 従兄弟の家から貰ってきたジャージを小学生の時、着させられた。 俺は、こんなボロイの嫌だと母親の顔に投げつけた、父親は、無言で立ち去った 母親にその日の夜親父から言った言葉は、「あいつに内面を磨いてもらいたい」 母親は、それを俺に明くる日伝えた、俺は「は?馬鹿じゃないの」と母親が新しく買った洋服で出かけた 家に帰ると父親に呼ばれ、母親が買った新品の洋服について尋ねられた当然、母親も怒られる 俺は「ボロイ服を着る位なら死んだ方がマシ、貧乏だと思われたくない」と言った 父は、俺に「そんな服の良し悪しで笑う奴がいれば笑わせればいい、笑った人は、可愛そうな人なんだよ 今のお前には分からないかも知れないけど、分かる日が来た時には俺はいないかもな」と言ってた 数年後、親父は逝った 葬式で親父の親戚から俺達兄弟に親父からの手紙があった。 そこに書かれたことは、 「○○へ俺も小さい頃、お前と同じようにボロを着たくないと母親に言った事がある 片親だったので母親は、一生懸命働いて服を買ってくれた、でも、過労で母親にお礼を言えないまま 死なれてしまった。後悔してる。お前が母親の顔に服を投げつけた時、お前も俺と同じ目に遭って欲しくない 言ったこと----」と線で終わっていた。 この手紙を書いている最中に逝ったのだ 普段なら叩いて教えたことを俺にこのことだけは心で覚えて欲しいと俺は受け取った 母親もその後すぐに他界した 母親へは俺のお礼の言葉と共に逝ってもらえた 親父の手紙がなければ言えなかった事、両親は何時も色あせた服を着てたけど 俺達へ色々残してくれ
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